Love’s diary

偏愛、寵愛、やっぱり最愛。

BリーグとNBA、そのクロスオーバーの可能性について。

BリーグNBA、皆さんはどちらを見ていますか?

 

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こんにちは。ゆりあです。

今回はいつか取り組もうと思ったこのテーマについて書こうと思います。

私自身も消化しきれていない面が多くありますので、どちらも貶める意図はないことだけはご了承くださるといいなと思います。

 

私がリンク付けをしているTwitterのアカウントは、バスケ中心のアカウントです。ですから、Bリーグのファンも、NBAのファンも、バスケットについて話しているタイムラインになっています。

 

しかし、BリーグNBAも両方楽しんでいる層は少ないように思います。ちなみに私は、NBAにもBリーグにも好きな選手がいるので、両方楽しんでいる現在です。

 

バスケットを愛しているという側面は皆同じだと思うのですが、どうして少ないのかについて。

 

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【時間と時差の話】

NBAはアメリカで休日、平日に関わらず開催していますが、そのほとんどが現地時間夕方〜夜の開催なので(まれに昼間開催もあります)、時差の関係上、日本時間では午前中に生放送が行われています。対してBリーグは主に土日開催もしくは水・金曜のナイトゲーム

午前中にNBAの試合経過をチェックできる層は、時間に融通の利く職業の方々及び大学生さんが中心となります。そう考えるとBリーグは平日は仕事で土日に休日のある日本でオーソドックスな働き方をしている方々、もしくは家族連れとなります。

 

まずここで視聴の層が少しズレてくるわけです。もちろん、通常の会社員生活をしながらNBAの試合経過をチェックしている方々もいらっしゃいますが。

 

【現地観戦の度合い】

NBAは、当たり前ですがアメリカでの開催です。頻繁に現地観戦に行くことはなかなかできません。地理的な距離感があります。対してBリーグは、都合さえ付けられれば現地観戦に行くことはアメリカ旅行に比べれば難しくはありません。

 

頻度は関係ないのでは?と思われるかもしれませんが「その場に行けないものへの憧れ」と「行こうと思えば行けるものへの思い」は、それぞれの思考や嗜好に、影響を及ぼしているのではないかと思うのです。

 

【選手やチームとの距離感】

地理的な距離感と共に、選手やチームそのものの物理的な距離感も大幅に違います。NBAはほぼ手の届かない世界。最前列のチケットは時に100万円の単位に到達し、シーズンチケットはキャンセル待ちの状態のチームも少なくありません。選手に触れ合えることは現地観戦した時すらラッキー中のラッキー。Bリーグはまだ2年目ということもあり、富豪でなくともコートサイドで観戦し、シーズンチケットを手に入れることは(お財布との相談にはもちろんなりますが)、まだやろうと思えばやれる範囲内に収まっています。写真やサインも、機会はまだまだあります。

 

前述でも申し上げましたが、ここでも夢や憧れの距離の大きさが圧倒的に違います。どちらが良いかという話ではなくて「ファンとしてどちらを好むのか」が大きく違ってくると思うのです。

 

【プレーの話】

ここが一番語弊を招く話題になると思います。

 

NBAだけを見ている側からすると「NBAが最高峰であるから、他を見る必要はない」

 

Bリーグだけを見ている側からすると「NBAはすごすぎて参考にならない」

 

こういう話になりがちです。NBAは世界最高水準のバスケットボールだとは思います。世界中から有数の選手が集まり、凌ぎを削るのですから化け物だけが住む世界です。だからこそ遠く、高価な世界です。

 

ただそこで溝を作って、双方がそっぽを向くのはもったいない、と、どちらも楽しめている私としては思うのです。

 

NBAは憧れの世界です。それは私達にとってもですが、日本でバスケットをプレーしている選手やチームにとっても同じだと思います。同じ道が繋がっているのです。実際日本にはNBAやそれに近い世界でプレーしていたことのある選手が来日し、プレーしてくれる環境になりつつあります。まだ僅かな点で繋がっていますが、そこを見逃さずに楽しむチャンスが存在しているのです。

 

【ファンのSNSでのあり方】

私観として、ここが私にとって最も重要だと思っています。SNS上は虚構の空間ではありますが、両方を楽しむ上でいちばん私が配慮と対応とアジャストに苦労した点です。

 

NBAは、遠く離れたリーグです。世界中から注目されており、1つのツイートに何百もリプライやRTが付きますが、選手達はSNSを完全に職業用として使用し、各種ツールで発信のみに特化して使用していることが多いです。

 

対してBリーグはコミュニケーションと発信のバランスを取りながら、各個人がそれぞれの線引きをしてツールを使用しています。また、同じ国ということで母語が同じであることが多く(外国籍選手は当たり前ですが違いますが)、良くも悪くも通じやすい環境です。

 

何が言いたいかというと、批判や暴言のレベルが違いすぎるのです。

 

NBAファンはチームでも選手でも、悪かったら悪かったところを羅列します。戦術分析もしますし、戦術批判もします。もっと言えば、気軽に罵詈雑言を吐き出すアカウントすら存在しています。選手は知人以外のリプライを見えないように設定していることが多く、ほぼ世界中から寄せられるリプライには返信も来ない代わりに、閲覧もしていない可能性が非常に高いです。だからと言って暴言を吐いていいのかは良識的な問題なのですが、ある意味言いたい放題が当たり前の環境です。

 

ここまで書けば次が予想できますね。Bリーグでは真逆です。すぐにチームや本人の目に留まります。返信が来たりフォローが返ってきたり、写真を閲覧してもらえたりとコミュニケーションが一部成立したりします。これは幸せなことでもありますが、例えばNBAの一部の酷いアカウント(もちろん、純粋に楽しんでいるアカウントのことではありません)と同じようなことをしたら、界隈でいう「炎上」に近い事案になることは想像に難くありません。また、戦術批判を述べたとしても(私は戦術分析からの最善策としての戦術批判は構わないと思っている派ですが、不快に思わせる可能性は否定できません)それを良しとしないファンの嘆きも多くあります。身近である故に、罵詈雑言やそれに近いと受け取られるものは、人をほぼ直接的に傷つけるツールになっています。

 

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ここまで比較する形で書きましたが、何度も言うようにどちらが良いか悪いかという話をしているのではありません。バスケットを好きでいるなかで、捉え方が思っている以上に離れている、ということが言いたいのです。

 

ではその違いを理解した上で、どうしたらいいのか。無理に強制しているわけではありません。ただ、どちらも楽しむことはバスケットをより楽しむことに繋がると私は信じて書いているわけです。

 

直接的な解決策を提案するつもりはありません。考えて欲しいな、食わず嫌いは勿体ないよ、と思っているだけなのです。

 

長くなりました。私の楽しみ方を紹介して終わりにしたいと思います。

 

NBAはとにかくプレーの精度が只者じゃない。派手さより、少し見るだけで全員の完全度合いがとても勉強になり、何となく見ていた場面をBリーグの観戦中に思い出すと、何がやりたかったのかが想像できるようになる。

※アメリカでは情報が筒抜けで、記者のリークやスキャンダルの暴露は当たり前。下世話な楽しみ方でもあるけれど、スーパープレイから垣間見える事情を知るのも悪くはない。年俸や契約年数が公表されているのも、面白みの一つ。

NBAに興味を持ってくると、Bリーグに来ている外国籍選手との繋がりがInstagramなどで分かったり、かつてのチームに愛されていた場面が見られたりと、日本と世界への繋がりが意識できる。

Bリーグは間近で観戦できるのが一番の魅力だと思う。外国籍選手のレベルは高くなってきていて、NBAだけ見ている方々にも一定の満足は得られると思うので、食わず嫌いは損だと常々思いながら楽しんでいる。

※日本国内で観に行けるのだから、選手と触れ合うことができる。それは実際にハイタッチで接触できるということも含むけれど、バスケ選手がどんな情熱でプレーしているのか、同じ空気をコートの側でいることで共有しているような錯覚を楽しむことができる。

 

 

如何でしょうか。せっかく日本にできたプロバスケットボール、見て損はないと思います。また、バスケットが好きならNBAのハイライトで夢を見るのも悪くない経験です。

 

SNSに関しては、嫌なら見ないでいいと思います。ゴタゴタも罵詈雑言も楽しめるかというと、万人におすすめできるものではないので。ただ、戦術分析は面白いですよ。また、Bリーグの選手のツイートも距離の近さに嫌悪感のある人は見なくていいと思いますが、皆さま人間味に溢れていてとても優しくて、あたたかい空間であると思います。

 

皆さま楽しいバスケライフを!

 

 

2018.06.ゆりあ