Love’s diary

偏愛、寵愛、やっぱり最愛。

護れる、ということ

みなさんご無事ですか。

 

うちは家族いち健康な肉体と精神をもつ息子がインフルエンザBと診断されました。中学校で大流行し、先週に学年のうち50人以上も欠席が続き、親友が罹ったため耐えきれませんでした…。お陰様で私も仕事を全て自宅待機にして1週間、軟禁生活を送りました。

 

コロナウイルスの脅威に怯える日本ですから、ドラッグストアに行ってもマスクも消毒液も売り切れ。部屋に設置する除菌のクレベリン液も在庫僅かでした。

 

幸い我が家は花粉症キャリアなので、マスクはいつも一箱余分に買ってありますし、アルコール消毒液は自宅用と、私の観戦用にあるのでそれで乗り切っております。

 

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本日は公衆衛生の話に絡めてブログを書くことにしました。

 

冬に様々なウイルスが跋扈するのは何故か。ウイルスは基本的に、低温と乾燥を好むからです。日本は夏は高温多湿なので、あたたかくなれば沈静化はしますね。

 

ウイルスは色々な方法で生き残りを模索します。保菌者が咳を抑えた手で他人に触ったりすると、触れられた方がその手を口付近にもっていけば罹患の可能性が高まったり。

 

怯えていると仕事にも出られなくなりますが、生きるためにそうはいかないので出歩く機会はなかなか減らせませんね。

 

私は息子を別部屋に隔離し、タミフルを飲ませ、部屋にクレベリンを設置し、換気を声掛け、ドアの隙間から三食の食事を差し出し、彼と私が触れたと思しきドアノブや洗面所付近、電気のスイッチなどを1日何回も消毒してまわり、そこから更に石鹸とアルコールで私が手を消毒し、手指はカサカサ、ぶっちゃけかなり神経もすり減りました。息子は現役バスケ部員でアホみたいに走り込んでますから、体力には自信がありタミフル服用初日でほぼ全快していましたので、同室で看病するほど悪化しなかったのは幸いです。

 

話の流れは読めると思いますが。

 

私は観戦用に小さいアルコール消毒液を一年中持ち歩いています。

 

ハイタッチの可能性のためですね。アタシ偉いでしょう?という話ではなくて、この時期特有の自粛に関して書きます。

 

ハイタッチはファンサービスの一環として定着しています。子供達にもバスケット選手の大きな手に実際に触れられるチャンスは、僅かな時間でもいい思い出になるでしょうし、私も純粋に嬉しい思い出になります。

 

なので、現在もそれを続けているところはチームがファンが元気な状態で来ていると信頼しているのだろうし、自粛しているところも、もし何かのはずみで蔓延して、今後の開催が危うくなるのを守ってくれているのだと思います。

 

5人制バスケットは屋内スポーツです。密室で多くの人が交流します。冬はそれだけでもリスクが高いのに、試合を開催し、観客が入ることを許可してくれています。(現在台湾リーグはウイルスの影響を鑑みて、無観客試合をしています)

 

とってもありがたいことだと思います。

健康なら、レジャーを楽しみたい気持ちは季節関係なくあるからです。

 

スポーツはたくさんの感動を与えてくれます。仕事を終わらせて楽しみに通う方も多いかと思います。与えてもらったことを、チケットを買うこと以外でなかなか恩返しはできないのですが、この時期はハイタッチ自粛などのルールに従うことで、少しでも選手を護ることができるのではないかな、と思います。

 

ブログはあくまで私の個人的な考えを話す場なので、啓発をするつもりはないです。

 

また、ルールというものもガチガチに一字一句明記しなければならない、とは思っていません。ルールは理由があって破られて困っているから明記せざるを得ないのであって、本来常識的な気遣いだけで回避できることがあれば明文化されずともそれでいい、と思っています。

 

たとえば、ハイタッチが自粛の期間なら、その時間ではなくても(道で偶然会ったりとかね)握手を求めるのはまたの機会にする、とか。

出待ちは遠慮して欲しい、と書かれているのであればプレゼントは然るべき場所にお預けしておくか、どうしても手渡ししたいならそれが解禁されるイベントまで待つ、とか。

 

スポーツをする方を観ると、とても魅力的で、そのパーソナリティに興味を持ったり、応援の気持ちを実際伝える機会が欲しくなったりします。ごく自然なことだと思います。

 

でもその素晴らしいパフォーマンスは、選手がコンディションに留意して整えて、試合という舞台に立ってくださるからこそ、観客が観ることのできるスペシャルな機会です。

 

自分がただ触れたい、その欲求をほんの少し我慢するだけで、彼らのパフォーマンスに少しでも協力できるのかな、と私は思っています。

 

みんなどうか健康で。

祈ってやまないのです。

 

 

2020.02.ゆりあ