「マイヒーロー」
バスケ観戦だけを余暇の楽しみとして、日常の嫌なことをなぎ倒してきたのに試合がありません。どうやって生きたらいいですか。
ゆりあです。
さて、時間があるなら好きなことをしましょう。ということで、今回のブログは感想でも提案でも意見でもなんでもなくて、ただひたすら、好きな選手のことを書こうと思います。
(撮影: ゆりあ (@yuria_klove) | Twitter)
ルーク・エヴァンス選手が私の好きなバスケットボール選手です。3月16日に29歳になる、5人制も3人制もプレーする、私にとって最高のボーラーです。そう、もうすぐお誕生日なんですよ。…試合に行けたらよかったのになぁ…。
嘆いていても、好きな選手であることに変わりはないので、ここからは、私が大好きなフォロワーさんたちに今シーズン撮影された、ルーク選手のお写真をお借りしながら、書いていきたいと思います。
これね!本当ね!皆様すごいんですよ!!!お写真へのたゆまぬ研鑽とバスケへの愛があるの!
私の大切な方々のお写真です。無断転載等は法的処置を取りますのでおやめくださいね。
(撮影: とーさん (@to_ru_kosan) | Twitter)
アアアアアッもう最高です。撮影してくださったとーさんは、知って観てくださったときから「当たり前のことを当たり前にやる」という、ルーク選手のもつ素晴らしいところを理解してくださる方です。
どんな日も、ルーク選手は簡単に見えるようなことから、厳しいものまで、手を抜かずプレーする印象のある選手です。
突出して大きいわけでも、重いわけでもありません。だからこそ、タフにハードに、かつ速く走り続けられる、それをサボらないところ、周りを活かしてかつ、自分も活きようと賢く考え続けるところが、一番かっこいい、一番好きなところです。
リムからリムまで走ること、ミスなくパスすること、気を抜かず相手にディフェンスすること、苦しい時間こそスコアすること、どんな時もあきらめないこと…等々。私は、それを40分近く続けることは、とても疲れるハードなミッションだと思うのですが、どんな日もやり続ける彼の強さを、とても尊敬しています。
(撮影: サチ (@yomogimochi_gr) | Twitter)
ルーク選手は、205センチ98キロ登録です。大きくて、比較的スマート。しかし首から腕にかけてと、走り支えるための腰回りをきちんと鍛えられている方だなという印象です。
スタイルはパーフェクト。顔は小さいし身体は逞しいし、足は長いし膝から下は細くて、足の先から髪の先、大きくてやさしい手のひらから指の爪の先まできちんとしていて、神様が気合いを込めて創造されたんだなぁとひしひしと感じます。
日本での生活は6シーズン目。5人制では鹿児島→東京→金沢→東京→埼玉→愛知と所属チームを移っています。3人制は立川のチームにずっと所属していて、4シーズンを終えたところです。ユニフォームも、赤・緑・黒・青・臙脂・青(3人制は橙)と変化していますが、私が似合うと思うのはアウェイ用の白ユニです。
サチちゃんとは長く仲良くしてもらっています。物静かなサチちゃんは対象へいつも穏やかに気持ちを注いでいる、澄んだお写真を見せていただいています。今シーズン、初めて岩手ホームに行くことができ、アンダーまで白い日に観戦出来ました。
僥倖…!
橙のユニフォームの話になったので、3人制の事も少し。5人制が無い期間は「立川DICE」というチームでずっとプレーしています。昨シーズン、今シーズンともに最多得点とシーズンMVPを受賞していて、オールラウンダーで献身的、ときに攻撃的な両面をその高いバスケIQで選択できる、ルーク選手のプレースタイルを存分に発揮しています。3人制は5人制よりも性質上、激しいフィジカルが要求されますので、猛々しいルーク選手が観られるのは夏の醍醐味です。
ここだけプレー写真でないのはお目汚しなのですが、レギュラーシーズンの最終戦の後に、ユニフォームにサインをいただいた時のものです。求めに応じてペンを走らせてくださったのですが、手を止めて
「ルーク、欲しい?」
と悪戯っぽく微笑んで私に問いかけてくれました。
ルーク選手のサインは、カタカナでの「ルーク」が時たま添えられます。知っている私はそれを楽しみにしているので、わざと尋ねてくれたのでした。そういう可愛らしいところも垣間見せてくれる方です。ありがとう。素晴らしい思い出になりました。
もちろん「欲しいー!」っておねだりしましたよ。一生分のぶりっ子を使い果たしました。
(撮影: yupu@バスケIQは低いが LOVED🏀 (@yupu_222) | Twitter)
さて5人制の今シーズンは、ルーク選手はB3リーグに所属している企業チーム「豊田合成スコーピオンズ」でサラリーマンとバスケ選手を両立させるチームメイトと、力を合わせながらプレーする帰化申請中選手としてプロ契約をしています。
そう、帰化申請してくれているんです…。バスケットを仕事としてするときに、この日本を選ぶ準備をしてくれている、と知ったときの嬉しさと有り難さは、今シーズン忘れられない出来事のひとつです。
日本語は難しいね、と言いながら、4年前には既に勉強をはじめていました。その年には平仮名も片仮名も書けるようになっていて、勤勉で賢い方だし、努力家なのだと改めて思っています。漢字もすっかり上手になっているんですよ。
B3のチームは、天皇杯予選に出場するチャンスがありました。観に行けなかったのですが、フォロワーさんが(しかも普段は女子を観に行っている方なのに)撮ってくださったものです。ありがとうございます。
ファジーカス選手とのマッチアップを私はとても楽しみにしていて、信じていた通り、見応えのあるものでした。川崎戦での彼の24得点は、素晴らしいチャレンジであり、誇り高い気持ちを持ったプレーだったと思います。
(撮影: asuka_m (@NICOLImori1) | Twitter)
ずっとスコーピオンズを撮影されているあすかたんからのお写真です。何処にいても、チームのスタイルに忠実に応えようと努力し、仲間を大切にして、チームの勝利のために勤勉にプレーするルーク選手です。
先行きの見えない昨今ではありますが、日本をプレーする場所として選んでくれて、真面目に、時には情熱的に、強く激しく、かつ、誰にでもあたたかくファンサービスをしてくれるプロフェッショナルな選手がいること、頭の片隅でもいいので覚えてくださったら幸いです。
また、豊田合成スコーピオンズは現時点で、29勝11敗の3位につけ、2位とは同率。B3リーグ初の企業チームの優勝を目標に、仕事をしながら日々成長している素晴らしいチームです。
彼らのバスケットは、選手スタッフ含め全員が、技術的な面も、気持ちの面でも、非常にエネルギッシュで、観ていてほんとうに楽しめるものです。私も行くたびに心を揺さぶられ、また頑張ろうと思わせてくれるゲームを観ています。
もし再開して、お近くの方は愛知でのゲームを観戦してくれたら、と思います。
(撮影: ゆりあ (@yuria_klove) | Twitter)
人は心の中に、ヒーローやヒロインと呼べる、感動させてもらえた記憶が忘れられない方々がいると思います。
私にとって、観戦したとき、その後の日常すら楽しみに変えてもらえる、頑張る気力や生きる力をくれる選手が、ルーク・エヴァンス選手であり、彼の体現するバスケットボールです。
また、みんなが元気で、バスケットをプレーして、観て、楽しめますように。
月並みですが、祈ってやみません。
2020.3.ゆりあ