真のファンではありません
ついぞ「真のファン」論が消えてはぶり返す今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。真とかどうでもいい派のゆりあです。
ファンとはの話は8月のブログに書いているので、まあ本当はどうでも良くて、今日は個人的なことを話すブログです。
クソの役にも立ちませんので、お前のことなんか知ったことかと思ったらそっ閉じ。
ありがとうございます。
私は、NBAを観るのが好きでバスケを好きになった人です。好きな選手がいて、その話を誰にも現実でできる相手がいないのでTwitterをはじめたことがここにいるきっかけ。
フォロワーさんは知らないうちに増えました。増やすつもりもないんですけど、鍵をかけ続けるつもりもないだけでダラダラとやっています。
そこからとあるご縁で、3x3を観に行き、そこからBリーグがはじまるのでそれも是非、とお誘いを受け、観戦に行ったのが今の私を形成しています。
過去にNBDLには一度誘われて行き、そこそこ面白かったんですが、また足を運ぶには少し時間を要しました。
私はNBAもですが、好きな選手からチームも好きになるタイプなので、Bリーグでたまたま見つけてしまったことが幾度となく足を運ぶ最たる要因になったんだと思います。
というわけで真のファン的歴史の長さは全くありません。過去にはタイムスリップできないので訪れた機会が私の運命でした。
いい巡り合わせだとは思っています。
私には家庭も仕事も子供の用事もあるのですが、何とかやりくりできる程度に子供は成長していますし、チケット代や交通費も捻出できるくらいに仕事に復帰もできているのが今だからです。
さて、だから何を書きたいんだよ、というと。
応援したくて観に行くの、毎年大変だよってことです。
え?と思うかもしれないです。
チケット買って座るだけでしょ。
そうなんですよね。
そのはずなんです。
でもね…という、日本独特のめんどくさい話をしたいと思います。あまり気持ちのいい話題ではないんですけど。
私のようなものはごく少数派で、全体からするとゴミみたいなものなのでTwitterで脊髄反射的には流すのはやめました。
ここは私の場所なので、たまには少し感情的なこともいいかな、と思っているのです。
私の好きになった選手はアメリカ国籍です。現在は、正確には帰化申請しているようですが、オフィシャルアナウンスがないので現状だけを。オンザコートルール的には合致しているのでそういうことなのでしょう。帰化の話もいつかできたらいいですね。
外国籍選手ですので、所属するチームはチーム事情によって変わりました。Bリーグが始まってからだと、5チーム目になりました。
詳細は端折りますが、私はBリーグが始まってチームとしては、私が観た最初のチームに最も愛着はあります。けれども私が選択したのは好きな選手が(個人名は今日の話題にはあまり関係がないので、彼と呼ぶことにします。)所属するチームを、応援し続けることに決めました。
決めた理由はいつか話せたらいいな。
数多くのチームや選手を観るバスケが好きな方は多けれど、毎年移籍する選手ただ1人だけを観に行き続ける方はどのくらいいるのかな。
個推しはバスケ界には沢山いますよ、とよく慰められるのですが、どうなんでしょう。
5チーム巡ると、色々な思い出ができました。
家庭の都合で時間の確保が難しい中でも、ひとり旅ができるのはバスケ観戦の楽しみのひとつです。
ただ、私の性格上、観に行くだけというより「応援したい」という怨念のようなものがついてまわります。こういう気持ちでいるので。
私の「推す」は素晴らしい選手としてリコメンドしたい、という意味のほかに、尊敬する方だからその人のお仕事(と、人生をほんの少しだけ)を私のやれる範囲で応援したい、どんな時もこのお仕事をしてくれている間は、観て楽しんで、全ての時間の1秒でもいいから援けになりたい、と思っているやつです。
— ゆりあ (@yuria_klove) 2019年11月12日
ただ黙って座っていられないのが良くも悪くも私です。多分これが無ければ、これを書くことはなかったのです。黙って座って観るならチケットを買うだけなので。
私は永遠にご新規さんというやつです。
何年観てもこれは変わらないでしょう。
初心を忘れないという意味ではなくて、毎回何も知らないところからはじまるから、です。
多分、地元のチームにありったけの愛情を込めることのできる真のファンの方々からは理解できないことだと十分に理解しています。私が異端であることは自覚の上、です。
永遠の新規が分からないこと、メモしておきます。
ーーーーーーーーー
1.応援コール
Bリーグにはどうやら応援コールをする文化があるのだな、と最初のチームで思いました。コールは決まっていて、何種類かあって…というやつです。
私は声を出して応援するのが好きなので、これはとてもありがたいことです。が、わからないんですよね。ホームに行って応援練習を聞けよ!…というのも学んだんですが、応援練習の中にメインのコールがない日に行った時もありました。
また、最初に観に行く試合がアウェイ戦だった場合が悲惨です。その試合にコールリーダーが来るのか、というかそもそもそれが誰なのかもわからないし、Twitterそもそもやってらっしゃいますか…?という。
シーズン直前は昨年度のストリーミング配信も消えていたりするので、予習にも一苦労です。以前はそれが知りたくてフォロワーさんに尋ねまくった挙句、ホーム側のコールを教えてくださってそっちじゃないですと言ったらお怒りになられてフォロー外されたりなんかもしました。
それからは懲りてひっそり調べることにしています…
あと、選手名コールね。呼び名がそれぞれあると思うんですが、誰をなんて呼んでいるのか、現地でもストリーミングでもよく聞き取れない…。コール一覧をツイートしてるのって案外ありがたいことです。声を出したい人にとっては。
2.SNSの触れ合い方
観に行くより先に触れるのはチーム公式の方々です。今までたくさんの中の方に親切にしていただきましたが、私の放ったらかしてあるTwitterのアカウントは電脳世界の片隅で比較的自由に発言する趣旨のアカウントなので、人対人として関わり方には気を遣っていたこともあります。
チームによりSNSは
・全くの無反応
・一部の方には反応する(長く応援しており現場で顔見知りだと思われる)
・リプライなどには応対しないが読んだ痕跡はかろうじてある
・リプライには応対しないが明らかな反応がある
・リプライやフォローが返ってきてコミュニケーションが成立する
などそれぞれなので、私なりに鑑みて最大限にチームの良さを伝える方法を考えるのですが、そんなに人付き合いが得意ではないので、毎回上手くできた試しはありません。気になった誤字を直すのが悪いのかな。私なりに私以外の方にもいいチームだとか、面白いバスケットだとか、何かが伝わって、観客も増えたら少しでも儲かるかな…とは思うのですがね。
3.ホームのローカルルール
ホームに行けば全てが分かるかな?と思いながら、なるべく早い時期にホームに行く計画を立てるのですが、ここもなかなか難解です。毎年転校生の気分で足を運びます。
私の声がそこそこデカいのがまた悪いのですが、そもそもただの観客も声を出していいのか?からはじまり、ではどこから(コールリーダーがいるのであれば)出ているのか?を探し、声が大きいけれど一緒に出してもいいのか?を恐る恐る尋ねに行き(チーム主導でやっているところは従うだけなので楽)、何を言ってるかわからない部分を教えてもらい…と5回やってます。観客の少ない試合は非常に勇気がいります。だから黙れよって?うん…。
そして観戦ルールの熟知です。これが更に気を遣います。B2B3が主戦場の選手なので、観戦ルールはチームによってまちまちです。
もちろん、事前に公式のサイトを隈なく調べ、熟読し、曖昧な部分は最も厳しい範囲内で解釈して、新しく観にきたTwitterの変なおばさんがルール違反してる!…ということのないように最大限に気をつけて足を運びます。
出待ちや差し入れなんかが最も難解です。完全に禁止ならスッキリするのですが、慈悲としてグレーゾーンを設けてくれていたりすると、明文化されていない部分を読み取ることは初めての私にはできません。親切な方が教えてくださって初めてなんとなく把握したころにはシーズンが終わるなんてこともあります。
基本、ルールのぎりぎりではなくて、ルールとして許可されてる部分だけのサービスを受けたい(そして、許可されているならそれは行使したい)人間なので、わからないならお前だけは何もしないで帰ればいいだろ、とならないから悪いのかな。
だって手紙くらい手渡ししたいな…と思ったけどダメって書いてあるから受付に預けたら不思議そうな顔をされ、何故だろうと帰宅したら手渡しするのが当たり前で預けてる人なんかほとんどいなかったら悲しくなりません?ならない?ならないか…。
4.地元じゃない、ということ
なかなかここはクリアできません。住んでいる県に所属したことがないのです。また、住んでいる県にあるチームはどこも私の住んでいる市からは遠く、雰囲気のかけらもないので私に地元チームはありません。
なので、どこに行くのも遠出。それはいいのですが、私は新しいおうち(ホーム)だと思ってホーム戦には行くんですが…仕方ないのですけど、所詮は住んでいなければアウェイの人、と認識されること…は、わからないというより、心の底から悲しいこと、です。
私のホームは彼のいる場所しかないのに。
仕方ないことです。今まで、あえてそう言わずに受け入れてくださった方々にはとても感謝しています。
ーーーーーーーーー
長く、感情的なものにやっぱりなりましたね。今回面白くないわごめんなさい。
それでも書いたのは何故かしら。
なんていうか。
地元に愛するチームがあること、ずっとそこを応援し続けられること、そこに好きな選手がいること、私はとても羨ましいのです。当たり前ではないことです。私にとっては。
私には地元チームはありません。
ホーム戦のみにせっせと通える距離感で存在していたことは一度もありません。
毎回毎年毎シーズン、精一杯心の限り、彼だけでなく、彼の所属するチームの勝利と幸せを応援しているのですが、それが伝わることはなかなかありません。
変な目で見られることはとても多いです。住んでいるところを言うと驚かれることには慣れました。
行ける回数は本当に少ない方だと思います。だからファンの風上にも置けない存在でしかないです。
私は真のファンではありません。
楽しく精一杯応援して観戦するのが好きです。
家族に許可を取って、丸一日使って、たった1人のマイヒーローのバスケットを観るのが今の私にできる唯一の趣味で、癒しだからです。
2019.11.ゆりあ